実は、以前うちの父親は溶血性貧血なる膠原病を発症している。これは赤血球(だったかな?)が溶ける病気である。難病指定を申告すれば、一発クリアもなんのその、ってなもんだ。

で、今回はそのまったく逆の病気。血液が固まったり、血管内の内壁がはがれたりして血管が詰まる病気だ。

なんだか相反する病状だが、そうなってしまう人間の体というのは不思議ですな。

今日、うちの父は集中治療室から一般病棟に移った。決して回復したわけではない。ただ、父の脳梗塞は広範囲に広がっており、頭を開いて詰まっている部分を取り除く、ということはできないので、詰まった部分を溶かす薬の投与以外に治療のやりかたがないわけだ。おまけに、溶血性貧血の持病もあるわけだし。

そんなわけで、兄からの電話報告で話を聞けば、退院自体はそう遠くないらしい。ただし、リハビリに時間はかかるようだ。

さらに、今日の一般病棟に移った段階では、点滴を打ってるだけの上に、寝返りを打って顔をしかめていたそうだ。これはけっこう、先が明るいぞ。

で、今回、いったいどこで血の流れが滞る羽目になったのかというと、心臓から脳に血液が向かうその途中らしい。わたくしはレントゲンも医者の説明も当然見てないのではっきりしたことは言えないが。

ただ、その場所は手足の麻痺はもちろん、どうやら言語中枢に影響している部分らしく、医者の話では、下手をすると言葉をしゃべることも話しかける言葉の意味を理解することもできなくなるかも、ということだ。(その辺りの仕組みは、いまだよくわかってないんですよ)

ただ、現状では兄の問いかけに(長く話すことはできないが)返事をすることもできるし、「うん」とか「おう」とかしゃべることもできるので、悲観的になるには早いだろう。

さて、そんな父親の回復を待つよりも、まずは子供二人がやらねばならんことがあるわけです。

仙台にいる兄と電話で連絡をとりつつ、お金をどうするかとあれこれ相談。かろうじて資金調達する術はなんとかあるものの、それもいまいち不鮮明。

とりあえず、兄が仙台から戻ってきたら、一度会って話を詰める必要があるでしょう。そんなわけで、日曜日に続く……

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